2010/09/26

主と共に生きる人生

~何をなしたかではなく、誰と生きてきたのか~

2010年9月26日
旧約聖書:創世記50章22~26節
説教:滝田新二牧師

22. ヨセフとその父の家族とはエジプトに住み、ヨセフは百十 歳まで生きた。

23. ヨセフはエフライムの三代の子孫を見た。マナセの子マキ ルの子らも生まれて、ヨセフのひざに抱かれた。

24. ヨセフは兄弟たちに言った。「私は死のうとしている。神 は必ずあなたがたを顧みて、この地からアブラハ  ム、イサク、ヤコブに誓われた地へ上らせてくださいます。」

25. そうして、ヨセフはイスラエルの子らに誓わせて、「神は 必ずあなたがたを顧みてくださるから、そのとき、あなたがた は私の遺体をここから携え上ってください。」と言った。

26. ヨセフは百十歳で死んだ。彼らはヨセフをエジプトでミイ ラにし、棺に納めた。           

序. 歳をとることは不幸?それとも祝福?

この世は、歳をとることを嫌がる、しかし、聖書は歳を重ねる ことの幸いを語る。 先週の「敬老の日の礼拝」で学んだヤコブの子ヨセフの生涯か ら「人生の晩年が喜びであり、祝福であること」を主の御言葉 から受けよう!

1.ヨセフの苦難の生涯  (50章22節)  

聖書の中で、波乱万丈な生涯を送った人、それはヨセフであ る。彼の人生は、ドラマティックであった。

父ヤコブは最愛の妻ラケルとの間に生まれたヨセフを溺愛した 。それゆえに、ヨセフは、兄弟たちの妬みと怒りを買い、エジ プトに奴隷として銀貨30枚でイエス様のように売られる。さら に濡れ衣を着せられ、2年間牢屋に入れられてしまう。 しかし、牢屋で知り合った人がきっかけとなり、エジプトの王 様に引き合わされ、王様の見た夢を解き明かした結果、30歳で エジプトの総理大臣となった。 ひどく困難な目に会いながらも、ひたすらに主を信頼し続けた 人生であった。110歳の最晩年、ヨセフは死の間際に、遺言 を通して、自分の信仰を子孫に伝えた。

2.ヨセフの遺言  (50章23~25節)    

~神は必ずあなたがたを顧みてくださる~    

ヨセフは、エジプトの王に次ぐ総理大臣の地位に上り、国を 左右する権力と富を得た。 世界的な大飢饉の中で、エジプトと世界の危機を救ったのは、 ヨセフの働きによる。彼が自分の人生を振り返り、何を語った のか?  自分の成した大事業を自慢しても不思議ではない。  しかし、ヨセフは「神は顧みて下さる方だ。」と短く、しかも2 度語る。 人生の最後に家族に伝える最も重要な事は、信仰であった。  『主は必ずあなたがたを顧みて下さるお方である。』 と語っ た。 ヨセフは、このように自分の信仰の確信を子と子孫たちにハッ キリと伝えた。信仰者の姿の清々しさがある。

あなたは人生の終わりに、子どもや家族、最愛の人に何を伝え るのだろうか? ヘブル11章22節「信仰によって、ヨセフは臨終のとき、イ スラエルの子孫の脱出を語り、自分の骨について指図しました 。」  

聖書は、ヨセフの人生の中で、偉大な事業ではなく、臨終の 場面を信仰者の姿として示した。何をなしたかではなく、主と 共に歩んだ。その素晴らしさを次の世代へ伝えていく。これこ そクリスチャンの姿である。

結 論:主と共に生きる信仰を継承しよう! (50章25~26節)

ヨセフの信仰は、子々孫々にまで引き継がれた。 430年を経て、エジプトで奴隷となったイスラエルの民(当 初エジプトで70人であったヤコブ一族は、出エジプト時には200 万の大民族となった) 出エジプトを導いたモーセは、ヨセフ の遺体も一緒に運び出した。 (出エジプト記13章19節)そして約束の地カナンに入った民 は、シェケムの地にヨセフの遺骨を葬った。(ヨシュア記24 章32節) ヨセフの信仰は、子々孫々に引き継がれ、多くの 聖徒に影響を与えた。  私たちも、ヨセフの信仰に見習おう!

① 高齢の皆さまは、主と共に歩む人生の素晴らしさ、神が顧 みてくださることを、若い世代に教えてほしい。 言葉でも、態度でも、その生き様でも、その信仰をご自身の家 族に、また教会の神の家族に、分かち合い下さい。主と共に歩 む人生が、どんなに素晴らしいものか示して下さい。

② 若い皆さまは、人生の先輩方に敬意を払い、どのような人 生を歩まれたのか、耳を傾けよう。

やがて、あなたの子孫、また次の世代へと信仰を継承していこ う。主イエス様の再臨の時まで、主と共に生きる歩みを、神の 家族全員でなしていこう。

最後にモーセの遺言を心に刻もう。(申命記4章9節) 「ただ、あなたは、ひたすら慎み、用心深くありなさい。あな たが自分の目で見たことを忘れず、一生の間、それらがあなた の心から離れることのないようにしなさい。あなたはそれらを 、あなたの子どもや孫たちに知らせなさい。」    

主よ、感謝します。