2011/07/19

勝利の秘訣(2)

~ダビデの生涯に学ぶ~
       
2011年7月17日
旧約聖書:第1サムエル記18章5-30節
説教:滝田新二牧師

5.ダビデは、どこでもサウルが遣わす所に出て行って、勝利を収めたので、サウルは彼を戦士たちの長とした。このことは、すべての民にも、サウルの家来たちにも喜ばれた。

6.ダビデがあのペリシテ人を打って帰って来たとき、みなが戻ったが、女たちはイスラエルのすべての町々から出て来て、タンバリン、喜びの歌、三弦の琴をもって、歌い喜び踊りながら、サウル王を迎えた。

7.女たちは、笑いながら、くり返してこう歌った。「サウルは千を打ち、ダビデは万を打った。」

8.サウルは、このことばを聞いて、非常に怒り、不満に思って言った。「ダビデには万を当て、私には千を当てた。彼にないのは王位だけだ。」

9.その日以来、サウルはダビデを疑いの目で見るようになった。

10.その翌日、わざわいをもたらす、神の霊がサウルに激しく下り、彼は家の中で狂いわめいた。ダビデは、いつものように、琴を手にしてひいたが、サウルの手には槍があった。

11.サウルはその槍を投げつけた。ダビデを壁に突き刺してやろう、と思ったからである。しかしダビデは二度も身をかわした。

12.サウルはダビデを恐れた。主はダビデとともにおられサウルのところから去られたからである。

13.それでサウルはダビデを自分のもとから離し、彼を千人隊の長にした。ダビデは民の先に立って行動していた。

14.ダビデはその行く所、どこででも勝利を収めた。主が彼とともにおられた。

15.ダビデが大勝利を収めるのを見て、サウルは彼を恐れた。

16.イスラエルとユダの人々はみな、ダビデを愛した。彼が彼らの先に立って行動していたからである。

17.あるとき、サウルはダビデに言った。「これは、私の上の娘メラブだ。これをあなたの妻として与えよう。ただ、私のために勇敢にふるまい、主の戦いを戦ってくれ。」サウルは、自分の手を下さないで、ペリシテ人の手を彼に下そう、と思ったのである。

18.ダビデはサウルに言った。「私は何者なのでしょう。私の家族、私の父の氏族もイスラエルでは何者なのでしょう。私が王の婿になるなどとは。」

19.ところが、サウルの娘メラブをダビデに与える、という時になって、彼女はメホラ人のアデリエルに妻として与えられた。

20.サウルの娘ミカルはダビデを愛していた。そのことがサウルに知らされたとき、サウルはそれはちょうどよいと思った。

21.サウルは、「ミカルを彼にやろう。ミカルは彼にとって落とし穴となり、ペリシテ人の手が彼に下るだろう」と思った。そこでサウルはもう一度ダビデに言った。「きょう、あなたは私の婿になるのだ。」

22.そしてサウルは家来たちに命じた。「ダビデにひそかにこう告げなさい。『聞いてください。王はあなたが気に入り、家来たちもみな、あなたを愛しています。今、王の婿になってください。』」

23.それでサウルの家来たちは、このことばをダビデの耳に入れた。するとダビデは言った。「王の婿になるのがたやすいことだと思っているのか。私は貧しく、身分の低い者だ。」

24.サウルの家来たちは、ダビデがこのように言っています、と言ってサウルに報告した。

25.それでサウルは言った。「ダビデにこう言うがよい。王は花嫁料を望んではいない。ただ王の敵に復讐するため、ペリシテ人の陽の皮百だけを望んでいる、と。」サウルは、ダビデをペリシテ人の手で倒そうと考えていた。

26.サウルの家来たちが、このことばをダビデに告げると、ダビデは、王の婿になるために、それはちょうどよいと思った。そこで、期限が過ぎる前に、

27.ダビデは立って、彼と部下とで、出て行き、ペリシテ人二百人を打ち殺し、その陽の皮を持ち帰り、王の婿になるためのことを、王に果たした。そこでサウルは娘ミカルを妻としてダビデに与えた。

28.こうして、サウルは、主がダビデとともにおられ、サウルの娘ミカルがダビデを愛していることを見、また、知った。

29.それでサウルは、ますますダビデを恐れた。サウルはいつまでもダビデの敵となった。

30.ペリシテ人の首長たちが出て来るときは、そのたびごとに、ダビデはサウルの家来たちのすべてにまさる戦果をあげた。それで彼の名は非常に尊ばれた。

序.今月は「勝利の秘訣」を学んでいます。
今日はダビデの生涯から学びます。ダビデは、若い日からサウル王のために戦い、イスラエルの領土は拡大したが、ダビデはサウル王から妬まれ、イジメられた。(参照:第1サムエル記16章14節)
しかし、ダビデは勝利しました。ダビデの生涯から「3つの勝利の備え」を学ぼう。

第1は、被害者根性をやめる (12~16節)

サウルはダビデを千人隊長に任命し、実は戦地で殺そうとした。
昇進をワナにしたのである。しかし、ダビデは被害者根性に陥ることはなかった。
(参照 ローマ8:31「神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。」をダビデは知っていた。)

私たちも会社を左遷された時、良い意味に受け取ることができる。

例話:サラリーマンとして、三回の降格と左遷を経験した後、カネボウ薬品の会長を務めたクリスチャンビジネスマンの三谷康人氏の「逆転人生」の証し。

被害者根性から抜けられる方法は、主は必ず勝利を得させるという確信である。 

主イエス様がへりくだり、御父にすべてを委ね、十字架の道を歩まれた。私たちもキリストの謙卑に倣おう。

第2は、復讐をやめる (10~11節)

サウル王は、槍(ヤリ)でダビデを壁に突き刺そうとした。1度ならず、2度も実行したが、ダビデを殺すことができなかった。ダビデは、正当防衛で報復する事もできたが、仕返しをしなかった。
ダビデは、自分が自分の命を守るのではない、主の守りだけが、自分の命を守るのだということを知った。 (参照:ローマ12:17~21) 

教会や家庭・学校・職場でも「悪をもって悪に打ち勝つのではなく、善をもって悪に打ち勝つのである。」
なぜならば、私たちの心には、生ける神の心、キリストの心があるのだから。

第3は、見栄を張るのをやめる (16~30節)

16節「イスラエルとユダの人々はみな、ダビデを愛した。彼が彼らの先に立って行動していたからである。」
人々はダビデを愛した。一方、サウルは、民の先頭に立たず、戦場に赴かず、宮殿の奥にいた。
サウルは、傲慢・自己満足・ペテン師・陰謀の王であった。
サウルは娘をエサにして、戦争で勝利すれば、昇進できるぞと思わせ、戦場でダビデを殺そうと企んだ。
この世は、時々そのような方法で私たちを誘惑する。
サウルは、一生涯この傲慢さと見栄っ張りに向き合わなかった。
娘ミカルをエサにして、サウルは21節で「それがダビデの落とし穴になり、ペリシテ人の手が彼に下るだろう。」と語っている。サウルは自分の見栄を満足させるために何でもした。
では、ダビデはどうか?
ダビデは、誰に責められることもなく、誰の前にも出た。そしてやがてミカルと結婚する。
やがてミカルは夫ダビデを見下し、ひどい扱いをした。しかし、ダビデはミカルに対して尊敬をもって扱った。結果、死ぬまで子が生まれなかった。ミカル自身が勝利の人生を父の見栄のために閉ざしたのである。 
 
私たちはパウロの語る御言葉のように歩もう。   
(2コリント5:15)「また、キリストがすべての人のために死なれたのは、生きている人々が、もはや自分のためにではなく、自分のために死んでよみがえった方のために生きるためなのです。」

結 論: 「主の勝利の備えをしょう!」

①被害者根性をやめよう! 

「傷ついた」と安易に言わないで、相手に対して「祝福します」に変えよう。

②復讐をやめよう!     

あなたには主の勝利が待っている。「仕返し」ではなく、「赦し」を選び取ろう。

③見栄を張るのをやめよう! 

罪を告白して主に祈ろう。あなたは、自分は負け犬になりたくないと恐れがあるかもしれない。でも、主に罪を告白するなら、主は罪を赦し、聖めてくださる。聖霊様によって自由となる。
勝利の備えをもって、主の勝利と祝福にあずかろう!